国際保健用語集
用語 | ファイナンシング |
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概要 |
(英語訳 : Financing) 英語の原義から言えば「資金調達」である。保健医療の分野にこれをあてはめれると、予防や治療サービスの財源をどのように確保するかという問題に置き換えることができる。主要な財源としては、税金(公費)、保険、自費(私費)が考えられる。保険はさらに、社会保険(公的保険)、民間保険(私的保険)、地域での小規模な保険(地域共同体保険)などに分類される。これら以外にも、国際援助や募金・寄付などがあるが、規模や継続性(sustainability)の点で制約がある。 長期的なファイナンシングの手段としては、前述の税金、保険、自費、あるいはこれらの組合せを検討する必要がある。 |
用語 | ビタミンA欠乏症 |
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概要 |
(英語訳 : Vitamin A Deficiency) ビタミンAは視覚の重要な機能物質といえる。また、細胞分化、細胞膜の安定に必須の物質で、感染防御、創傷治癒転機、骨・歯の発育、成長発育に関わっている。 ビタミンAの欠乏は夜盲症を招き、さらに眼球乾燥症から角膜軟化症へと進行し、最悪の場合は失明する。また、麻疹や下痢などの一般的な感染症で死に至る可能性が25%も高くなるとも言われる。 ビタミンA欠乏症はアフリカや東南アジアを中心に途上国では公衆衛生的問題とされる。発症リスクが高いのは途上国の乳幼児と妊婦である。特に、新生児の肝臓にはビタミンAの貯蔵が少なく、母乳などによる補充が必要であるが、途上国の女性では母乳中ビタミンAが少なく完全母乳でもビタミンA欠乏症が起こることがある。2000年のデータでは1億4000万人の未就学児と700万人の妊娠期女性がビタミンA欠乏状態にある。出産に関連した原因で死亡する妊産婦死亡の大部分は、ビタミンAを含む母体の栄養状態改善によって改善が可能である。 ビタミンA欠乏症の予防のため多くの途上国では拡大予防接種計画(EPI)の一部として生後9ヶ月に接種される麻疹のワクチンと一緒にビタミンAの補給(Supplementation)が行われている。途上国の6~59ヶ月齢児の59%がビタミンAの補給をうけていると推定されている。(石川みどり) |
用語 | パリ宣言 |
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概要 |
(英語訳:The Paris Declaration on Aid Effectives) |
用語 | バンコク憲章 |
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概要 |
(英語訳:Bangkok Charter) |
用語 | ハーム・リダクション |
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概要 |
(英語訳:Harm Reduction) |