TOPICS & NEWS
2022年度 JAIH学会奨励賞につきまして
一般社団法人日本国際保健医療学会 理事・代議員・会員の皆様
皆様におかれましては、ますますご清栄のことと存じます。
以下の要領で 2022年度 一般社団法人日本国際保健医療学会奨励賞 の募集を致します。
優秀な若手研究者のご応募・ご推薦を心よりお待ちいたしております。
【応募要件】
- 2022年1月1日現在で、原則として45歳以下。
- 日本国際保健医療学会に 3 年以上会員として在籍。
- 対象論文は,過去2年間の学会雑誌“Journal of International Health"(日本国際保健医療学会誌)もしくは”Tropical Medicine and Health”(日本熱帯医学会誌、提携誌となった2022年1月以降に掲載された論文) に掲載された論文・活動報告等を優先する。他の関連学術雑誌に発表された論文等の場合,その内容が本人により本学会総会か地方会で報告されていることが望ましい。
- 共著の場合は、筆頭著者であること。
- 応募には理事または代議員の推薦が必要となります。学会ホームページの役員リストをご覧の上、最寄りの理事・代議員にご相談ください。
- 誰に相談したら良いかわからない場合は、sugishita.tomohiko@twmu.ac.jp(教育研修委員長:杉下智彦)までご連絡ください。
【必要書類】 受付開始:2022年 7月 25日(月)
- 奨励賞推薦書 1 通
- 対象論文のコピー 1 通
【応募締切り】 2022年 8月 31 日(水) 郵送(消印有効)もしくはメールの添付で送付
【送付先】
屋久島尾之間診療所 杉下智彦
<メールの場合> sugishita.tomohiko@twmu.ac.jp(杉下智彦)
【その他】
2022年度代議員選挙公告
日本国際保健医療学会ニュースレター Vol.2 発行のお知らせ
日本国際保健医療学会のニュースレター Vol.2が発行されましたのでお知らせいたします。
下記画像をクリックしてご覧ください。
スマートフォン用は こちら
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緊急事態宣言による在宅勤務中の科学者・技術者の実態調査
2020年5月15日−6月13日に実施した「緊急事態宣言による在宅勤務中の科学者・技術者の実態調査」の報告書およびPPT資料が掲載されていますので、学会・大学での啓発等に活用してください。
https://djrenrakukai.org/doc_pdf/2020/survey_covid-19/index.html
「実践グローバルヘルス」刊行のお知らせ
「国際保健医療学第3版」に続く、最新版のグローバルヘルスの教科書として、今般「実践グローバルヘルス」を、当学会の教育研修委員会で編集・刊行いたしました。以下がその概要です。
杏林書院の下記ウェブサイトあるいはアマゾンなどのネット書店でオーダーできますので、奮ってご購入下さい。
http://shop.kyorin-shoin.co.jp/shopdetail/000000000712/
実践グローバルヘルス −現場における実践力向上をめざして−
編:日本国際保健医療学会
B5版・256頁
ISBN 978−4−7644−0541−7
2022年4月10日
本書は「国際保健医療学 第3版」の改訂版であり,今回の改訂にあたり時流に合わせて書名を「実践グローバルヘルス」と改題しました. 新型コロナウイルスをはじめとする感染症,生活習慣病,精神疾患,貧困による栄養問題など,世界では人々の健康問題が複雑化しています.そのため,世界の健康問題を考えるとき,従来の医学・看護学・保健学に加えて,環境学,教育学,経済学,社会学など,多分野・多職種による協働が欠かせません.グローバルヘルスとは,世界の人々の健康を守るための多分野にまたがった視点であり,本書では,グローバルヘルスを実践するために必要な基礎知識,実際の具体例などを盛り込みました. 世界の人々の健康問題に携わる研究者,援助関係者,グローバルヘルスを担う学生にお薦めの1冊です.
価格 : 3,080円(税抜2,800円)
本書の使い方
第1章 グローバルヘルス総論
Ⅰ グローバルヘルスとは
1.グローバルヘルスの共通定義
2.続出するグローバルヘルスの定義
3.グローバルヘルスは何のため?
4.原体験としての社会正義
5.グローバルヘルスの脱植民地化
6.グローバルヘルスの疫病:腐敗
Ⅱ プライマリヘルスケア
1.基礎知識(プライマリヘルスケアの歴史と理念)
2.応用例
3.PHCに関するコンピテンシー
Ⅲ ミレニアム開発目標(MDGs)から持続可能な開発目標(SDGs)へ
1.開発援助としての「ミレニアム開発目標(MDGs)」
2.開発と環境アジェンダの統合としての「持続可能な開発目標(SDGs)」
3.具体例:ガーナでの栄養分野における持続可能な健康社会の構築
4.SDGs実現のために必要とされるコンピテンシー
第2章 グローバル保健政策と健康の決定要因
Ⅰ グローバルヘルスにおける政策課題の変遷
【総 論】
1.ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ
2.パンデミックと公衆衛生危機
3.ワンヘルス,エコヘルス,プラネタリーヘルス
Ⅱ 疾病負荷
【総 論】
1.世界の感染症
2.世界の非感染症
Ⅲ 健康の決定要因
【総 論】
1.健康の社会的決定要因と健康格差
2.健康の生態学的決定要因,プラネタリーヘルス
第3章 文化・社会的コンピテンシー
【総 論】
Ⅰ 医療人類学
1.医療人類学とは何か
2.多元的医療の世界に住む私たち
3.グローバルヘルス実践における医療人類学の役割:応用と批判
4.健康と病気の事例:医療人類学的考察
5.医療人類学的視座を実践の場で活かすために必要な能力
Ⅱ ヘルスコミュニケーション
1.基礎知識(現状)
2.応用例(具体例)
3.グローバルヘルスの実践に必要な能力
Ⅲ ダイバーシティ
1.ダイバーシティ
2.ジェンダー
3.SOGI
4.障害者
5.エイジズム
Ⅳ グローバルヘルスの経済学
1.保健・医療の経済学とは?
2.グローバルヘルスへの応用例
3.グローバルヘルスの実践に向けて
第4章 グローバルヘルス・ガバナンスと協調
Ⅰ グローバルヘルス・ガバナンス
【総 論】
1.グローバルヘルス外交
2.グローバルヘルス・リーダーシップ
Ⅱ グローバルヘルスの担い手と連携・協力
【総 論】
1.国際機関とその役割
2.二国間協力機関とその役割
3.市民社会とその役割
4.民間企業とその役割
5.大学・研究所とその役割
6.社会起業家・ソーシャルビジネスとその役割
第5章 プロジェクト・マネジメント
Ⅰ プロジェクト・マネジメント
【総 論】
1.研修マネジメント
2.情報システム管理
Ⅱ 事業評価
1.事業評価の基本的枠組み
2.応用例(JICAの事業評価)
3.グローバルヘルスの実践に必要な能力(事業評価)
Ⅲ 人材開発事業の事例から学ぶ
1.保健人材に関する基礎知識
2.事業の事例
3.ポストコロナの時代とグローバルヘルス実践に必要な視点
Ⅳ 住民参加
1.コンセプト・基礎知識
2.事例(応用事例)
3.住民参加実践のためのコア・コンピテンシー
第6章 倫理と人権
【総 論】
Ⅰ 健康と人権
1.健康権
2.健康と人権との関係
3.人権を基盤としたアプローチ:グローバルヘルス戦略および実践におけるポイント
Ⅱ 人間の安全保障
1.人間の安全保障とは
2.人間の安全保障の時代背景
3.人間の安全保障と人権
4.グローバルヘルスと人間の安全保障
5.「新しい世界」における人間の安全保障の実践
Ⅲ 研究倫理
1.グローバルヘルスにおける研究倫理の重要性と関連指針
2.人を対象とする健康関連研究の国際的倫理指針(CIOMSガイドライン)
3.グローバルヘルス研究に関するそのほかの倫理的課題
4.国際共同研究と海外での研究倫理審査受審
Ⅳ 移民の健康
1.「移民」とは
2.「移民の健康」とは
3.世界における具体的な取り組みの事例
4.「移民の健康」と深く関連する社会保護
5.日本国内の現状と取り組み
6.実践に必要なコンピテンシー
第7章 実践に役立つ研究手法
【総 論】
Ⅰ 量的研究
1.リサーチ・クエスチョンを決める
2.データを入手する
3.調査対象者を選ぶ
4.データを収集する
5.データを分析する
Ⅱ 質的研究
1.質的研究の目的・特徴
2.質的研究の手法
3.研究倫理
4.論文執筆・投稿の留意点
Ⅲ 実装研究
1.実装研究とは何か
2.実装研究の代表的な理論的モデル
3.実装戦略
4.実装戦略の評価
5.グローバルヘルスにおける実装研究の実際
6.グローバルヘルスにおける実装研究で必要なコンピテンシー